楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
だから読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【２】葵（アオイ）さんのケース
葵（アオイ）さんは、自分自身でも自己肯定感が低いとは思っていません。
しかし仕事で想定外の評価を受けてしまい、自分でもわからなくなるくらい落ち込んでしまいました。

 

１．１つのことで躓くと何もかもが嫌になる人の特徴

１つのことで躓き、それがきっかけで何もかもが嫌になる人は、もともと自分に自信がなく「私なんて何をやってもうまくいかない」と思っている人ばかりではありません。
恵まれた環境で育ち、特に挫折経験もなく、自分の努力で成果を出してきた人にも見られます。
このタイプの人は、根が真面目で努力家、人への気遣いが出来る人も多くいます。
自分の信じるものに一生懸命、突き進んでいきます。

 

２．１つのことで躓くと何もかもが嫌になる原因

小さい頃から自分の頑張りで目指していた成果を得てきました。
それによって、自身は達成感と充実感を得るとともに、他者からの賞賛と信頼を受けてきています。
その成功体験の積み重ねが、自分の考え方、やり方への自信となり、「〇〇すれば、◇◇になるはず」というマイルール（思い込み）が出来上がり、それが大人になっても変わらないのです。
そのため自分の想定外のことが起こると対処でいなくなり、燃え尽きたように何もかもが嫌になります。

 

３．１つのことで躓くと何もかもが嫌になる問題点

今までの自分の考え方ややり方でうまくいっていたため、突然うまくいかなくなったり、理不尽な評価を受けると、ものすごく混乱してしまいます。
頭では、自分の思い通りにいかないことがあるとわかっているのですが、心は深く傷ついてしまい、感情のコントロールを失ってしまいます。
今までそのような経験がなかった分、自分がどうなってしまったのか不安になり、どのように対処していいかわかりません。
すると、突然、今までの努力が全て無駄だったように感じたり、過去の自分まで否定された感覚になってしまい、無力感に苛まれ投げやりになってしまいます。

 

４．１つのことで躓くと何もかもが嫌になる自分を変える方法

このタイプの人は、自分の出した成果を自己肯定感の基盤にしてしまっています。
なので、成果が出なかったときや、思っていたような評価がもらえなかったとき、簡単に自己肯定感が崩れてしまいます。

①自分のマイルール（思い込み）が行き過ぎてないか検証。
葵（アオイ）さんも、自分の仕事を頑張り、人間関係も良くしていけば、必ずいい評価がもらえ昇進できるはずだと思っていました。
子供の頃は、勉強や運動、学級活動など積極的に関わり頑張れば、いい評価がもらえます。
しかし大人になり、社会のなかはもっと複雑になっていきます。
子供の頃のままの、直線的な思い込みをしていないか検証してみましょう。

②今回のことを過去や未来に関連付けない。
気持ちが落ち込んでくると、今回うまくいかなかったことを、今回だけと単独で考えられず、過去や未来に関連付け始めます。
そうし始めると、どんどん自分を責めてしまい、負のループに陥ってしまうのです。
「これはこれ、他とは関係なし」と何度も自分に言い聞かせてください。

③目先の目標に躓いたら、原点に立ち返る。
何かに躓いたとき、そのことだけに意識が集中し視野が狭くなっています。
そういうときは、一度自分を俯瞰し、今は人生全体のどの部分にいるのかを考えます。
そして、何を目指して頑張ってきたのかの原点に立ち返りましょう。

葵（アオイ）さんも昇進だけが目的だはなかったと気づきました。

 



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