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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。


多くの人は、他者が苦しんでいたり怯えていたり悲しんでいることに自然と共感してしまいます。

それは他者への純粋な思いやりと、もう一つに自分と置き換え、そうならないようにするための防衛という危機意識が働きます。

こういうネガティブなものへの共感が、自分自身によりネガティブなものを引き寄せてしまう強さと執拗さをもたらすことがあります。

人はどんな悲惨な状況を見聞きしても、自分の身に起こっていなければ、昨日と変わらない日常を過ごすことになります。

朝起き、電車に乗って仕事に出かける。
子供を起こし、ご飯を食べさせて、掃除洗濯をする。
リハビリ、デイサービス、病院、予定を見ながらの介護が始まる。

そんな中にも、平穏でありがたい日常を感じます。


このネガティブな共感が引き起こす最初の罠は、「罪悪感」です。

ただ普通に過ごすこと自体、苦しんでいる他者に対して後ろめたく感じてしまいます。

今の自分は、楽しんではいけないのではないか、自分だけ幸せになってはいけないのではないかと感じてくるのです。

すると脳は、もっとネガティブな情報を求め出します。

「罪悪感」をより強固にするためです。



その次の罠は、「感覚を麻痺させていく」ことです。

普段なら普通に感じていること。

お腹がすいた。
寒くて手足先が冷たい。
身体が重い。

そういう普通の感覚が鈍くなっていきます。

普通の感覚が鈍くなると、自分が今どれだけのストレスを抱えているかわからなくなり、あっという間にわけもなく精神が落ちてしまいます。



ネガティブなことへ共感が悪いわけではありません。

ただそれに潜む罠にはならないようバランスを取ることがとても大事になります。

どんどんネガティブな思考に引っ張られないようにするには、一旦ネガティブな情報を遮断することです。

ただそれだけでは、どうしても感情の余韻に引っ張られてしまいます。



自分の身の回りの日常に意識を戻してください。

そして特に、楽しい、嬉しい、ホッとする、穏やかだ、という気持ちをちゃんと感じることです。

心が弱っている時というのは、休むだけでは上向いていきません。

休むことは、これ以上枯渇しないようにすることが目的です。

心のエネルギーを回復させるには、自分が楽しむ、幸せを感じる許可を与えて、心を動かしていかないとエネルギーが溜まっていかないのです。



この心のエネルギーが溜まっていくことで、人は冷静さを取り戻します。

冷静さを保ちネガティブなことに共感するのと、自分をなくしネガティブな共感の意のままに引き込まれるのとは大きく違います。

自分の日常をしっかり送ることを忘れないようにしましょう。


 

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