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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「厳しさ」と「優しさ」というのは、なんとなくまるっとした概念であって、
人それぞれ違っていたり、ホントのところはよくわからないということもあると思います。

人がストレスを溜めるパターンに二種類あります。

ひとつは、「自分に優しく、他人に厳しい」タイプ。

どこかわがままいっぱいの子供や屁理屈を並び立てている子供を連想してしまいます。

彼ら、彼女らは、自分が思い通りに行かないことへのストレスを溜め込んでいます。
そのストレス因が他者や環境なので、自分でコントロールできないことがストレスを増幅させてるのですね。

もうひとつは、「自分に厳しく、他人に優しい」タイプ。

カウンセリングを受ける方は、このタイプが多いように思います。
もちろん、ご本人は自分が「自分に厳しく、他人に優しい」タイプなどとは思っていないのですが。

謙遜もそうなのですが、この「自分に厳しく、他人に優しい」という生き方の姿勢は、
日本人として、ずっと根底に根付かされている気がします。

自分に厳しいというのも、全般的に厳しい場合もあれば、
特定の部分だけ厳しかったりします。

「厳しさ」は自分を成長させるために必要なものではあっても、
他人と比較することで自分を責め、自己評価を落とし、自尊心を奪うものであってはいけないはずです。

しかし幼少期からできないことに対して責められた結果得た、「自分に厳しい」姿勢は、
大人になって自分自身を蝕むことになりかねないのです。

そしてもうひとつ、人としての「器の大きさ」というのも、注意が必要です。

今の世の中、「みんな違って、みんないい」という、いろんな人を理解し受け入れようとしています。

もちろん、とても大切なことだと思います。

理解し受け入れることと平行して、ネガティブな感情も起こさないというのが理想かもしれません。

しかし人間である以上、感情とはより本能に近い部分で起きています。
理解し受け入れるというのは、あくまで頭で処理するもの。

ざっくりイメージすると、理解し受け入れるのは左脳で、感情は右脳という感じ。

「自分に厳しい」人の中には、たとえ自分にとって価値観が違ったり、嫌いなタイプだとしても、
ちゃんと社会的には、理解し受け入れています。

でも、自分を責めるんですよね。

相手に対してネガティブな感情を持つ自分は、ダメなのではないかと。

そう、自分はなんて「器の小さな」人間なんだと。

そうなると、自分の感情を押し込めたり、責めたり、こんな自分はダメだーになったりします。
左脳と右脳のケンカがが始まるわけです。

これは心の中、内面だけで起こっていることですが、ものすごいエネルギーを使います。
この状態で、普通に社会生活を送っていたら、それこそ疲労困憊なわけです。

何事にも寛容な「器の大きい」人になることに異議を唱えたりはしません。
そういうのは理想だし、そうなれば、要らぬストレスも溜めなくてすむでしょうしね。

でもまだそこまでの境地に達してない自分がいるのなら、
とりあえず、ネガティブな感情は自分の中でよしとしませんか。

おそらく「自分に厳しい」人は、嫌いだからといって、相手を仲間はずれにしたり、
イライラして腹立つからといって、相手を罵倒したりはしていないと思います。

嫌いなのに、社会的にはなんとかやっているというのは、ある意味「器が大きい」のかもしれません。

嫌いだけど、腹立つけど、そういう人も世の中にはいるんだ。
社会的には理解し受け入れるけど、やっぱりこの人嫌い。でいいんですよ。

感情って気まぐれなもんで、大っ嫌いと思ったと思えば、まあまあ嫌いになったり、気にならなくなったり、
こういうところはまあいいかもと思えてみたりと、ずっと一カ所には留まることはできません。

「自分に厳しい」人は、社会的にはよくやっている人なので、
せめて自分の感情面は、少し自由に泳がせてあげてもいいと思います。

聖人君子や仙人を目指さず、人間くさい人間らしい人でとりあえずやっていきませんか。



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