2019.07.19自己肯定感をあげるオリジナルメソッド「自分で出来るカウンセリングの方法」
【32-5】母親の言う通りに生きてきた自分を変える方法
楽しく、楽に、毎日を笑顔に!
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。
こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。
「心を軽くする自分カウンセリング ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る32の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
だから読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。
このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。
【5】薊(アザミ)さんのケース
薊(アザミ)さんは何の疑問を持つこともなく、母親の言う通りに生きてきました。それが正しいと思っていましたし、自分も母親と同じ考えだと思っていたのです。
1.母親の言う通りに生きてきた人の特徴
子供の頃は親の、そして大人になると他者の考えていることを気にして、いつも顔色を伺っています。
とにかく人を怒らせたくない、叱られたくないと思っていて、心の中は人の期待に応えなければ、人に気に入られなければと駆り立てられているのです。
そして優先順位は常に他者であり、自分を犠牲にしてでも、人の笑顔や喜ぶ姿に使命感を感じています。
大人になってからも、自分はいつまでたっても未熟であると思っているので、自分の考えや意見に自信が持てません。
だから自分より上である他者の言う通りに従わなければならないと考えています。
他者の言う通りにしていれば、安全、安心がられると思い込んでいるので、たとえ心の中に何かの迷いが生じても、自分で選択する力を持つことが出来ません。
2.母親の言う通りに生きてきた原因
母親が自分の人生の生き直しのために母親の理想の生き方を押しつけられるケースや、支配欲の強い母親や心配性の母親から上手にコントロールされてしまうケースがあります。
このような母親は、暗に子供の言うことを否定し、自分の考える方向へと導きます。
ただ子供が小さなうちは、まだまだ子供だけの判断では危険なこともあり、親の適切な導きが必要となります。
しかしその過程で、「お母さんの言うことが正しい」というルールが作られてしまいます。
支配欲の強い母親や心配性の母親は、自分の引いたレールから外れないように先手先手を打つため、子供の考える力や選ぶ力、悩む力を奪っていきます。
そして子供も安全なレールの上では、母親の考えが、そのまま自分の考えであるかのように錯覚してしまいます。
3.母親の言う通りに生きてきた問題点
幼少期は親子間の力は圧倒的な差があり、単に反抗しなかったのが悪いというわけではありません。
また、母親の言う通りの生き方をしていれば、安心、安全であり、承認欲求も満たされ、まわりから賞賛されることも多くなります。
そのようにして大人になると、何かを判断する基準が母親の考えに無意識になってしまい、自分の考えなのか、母親の考えなのかも、もはや区別がつかなくなってしまうのです。
そしてそんな自分に自己肯定感が持てなくなり、他者との間に自然と上下をつけるようになってしまいます。
つまり、他者を自分の上に置き、自分は下でいることで、自ら支配され続ける状態を作ってしまいます。
幼少期は親だけだったのが、大人になるに従い、友達や職場の人間、恋人、配偶者、ママ友、義両親、そして世間や常識といったものにまで、支配されてしまう生き方になります。
4.母親の言う通りに生きてきた自分を変える方法
このタイプの人に、いきなり自分の好きなように生きろと言ってもおそらくできないでしょう。
なぜならこのタイプの人は、自分に意識を向けることを幼少期からやってこれなかったからです。
・自分はどう思っているのか
・自分は何を感じているのか
・自分は何が好きで何が嫌いか
・自分はどうしたいのか、どうしていきたいのか
ちゃんと自分に向き合うことをさせてもらえなかったから、これから練習していかなければなりません。
ただ一点だけ、注意してほしいことがあります。
このタイプの人は、人が傷つくことや波風が立つこと、人と争うことがとても苦手で、自然と避けるクセがついています。
上記のように自分のことを考えているつもりでも、気が付くと自分を含めまわりの人もいいようになることを探してしまいます。
①自分の気持ちは他者に表明する必要はない。
先ほどの、
・自分はどう思っているのか
・自分は何を感じているのか
・自分は何が好きで何が嫌いか
・自分はどうしたいのか、どうしていきたいのか
を考える練習として、日常のささいなことからやってみましょう。
たとえば、テレビのチャンネルを決めるとか、友達と外食したときのメニューを決めるなどです。
ただ練習の初期の段階では、自分の気持ちや考えを他者に伝えることも、行動に移すことも必要ありません。
まず最初にすることは、自分の本心や気持ちを掴むことなので、他者を気にしないようにするためです。
②自分の気持ちは考えを表明するのはハードルの低いところから。
自分の気持ちや考えを相手から否定されることに慣れていないので、初めは自分自身が否定されたように感じ傷ついてしまいます。
実際は自分自身が否定されたわけではなく、相手の価値観の違いを伝えられたにすぎないので、それを受け入れやすくするために、最初はたとえ否定されてもあまり傷つかないようなことから始めましょう。
③自分の気持ちを軸にしながら納得感と覚悟が大切。
世の中、自分のしたいことだけで渡って行けるわけではありません。
自分の気持ちや考えを優先できることもあれば、どうしても他者に譲らなければいけないことも出てきます。
ここで大切なことは、自分が折れなければならないとき、「〇〇のために」とか「〇〇のせいで」と他者に意識を向けるのではなく、「自分の気持ちは△△だが、◇◇という選択を自分が決める」ということです。
自分の中に納得感と覚悟ができれば、自分の人生を生きている実感がわきます。
自分に責任と自信を持つために、自分が決める生き方を逃げずにやっていきましょう。
薊(アザミ)さんも自分の本当の気持ちを探しに、自分への問いかけをし始めました。
【著書】心を軽くする自分カウンセリング ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る32の対話集
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