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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
だから読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【４】麻花（アサカ）さんのケース
麻花（アサカ）さんは自分にいつも自信がなく、子供には自分のようになってほしくないと思いながら子育てをしています。

 

１．自分が嫌いな人の特徴

「自分が嫌い」「自分の生き方が嫌い」と思っているタイプの人は２パターンあります。
否定型
いつも人の顔色を見てオドオドしていたり、自分に自信がなくて、自分の思っていることがなかなか言えません。
人付き合いが苦手で、自分なんて気の利いたことが言えないと思っており、自分と話をしてつまらない人だと思われたら人から嫌われてしまうと思っています。
積極的に人間関係を作っていけません。

衝動型
どちらかというと自己中にも見られがちですが、自分の思ったことを後先考えず行動してしまいます。
そのため人間関係で問題を起こすことも多く、なんでもっとよく考えなかったのかと後悔してしまいます。
自分の思い通りに行動しているようで一貫性がなく、自分の中ではいつもグラグラしています。

どちらのタイプも、自分と違う生き方の理想像があり、そういう理想像への憧れはあるものの、自分自身とのギャップが大きく、自己肯定感が低くなります。

 

２．自分が嫌いになる原因

下記のようなことがあると自己肯定感が持てず、自分を嫌いになってしまいます。
・親や幼少期に関わった大人から常に人と比較され、自分の欠点を叱られる。
・親からの過度の要求を求められ、それが出来ないから自分を責めてしまう。
・親の子供に対する理想像を読み取り、「〜しなければならない」、「〜してはいけない」と自分に厳しくなる。
・自分は評価される対象という認識で、出来ない自分、いい評価をもらえない自分は価値がないと思っている。

 

３．自分が嫌いな人の問題点

自分が嫌いな人は、いつも今の自分ではダメだと思っています。
親や他者から刷り込まれた理想像でなければ、まわりに受け入れてもらえないと考えていて、過去の自分自身を極端に嫌ってしまっています。
「気遣いができないと人から好かれない」、「優れたところがなければ価値がない」、「明るく社交的な人でなければならない」など、本人は気づいていませんが、とても極端な理想像があります。
ほとんどが今の自分と真逆のタイプを理想像と設定しているので、常に自分自身がその理想像と比較しては自分へのダメ出しをし続けています。
そのため、今の自分へののびしろや可能性をことごとく潰していっているのです。
自分自身や他者への見方が偏っており、視野が狭く、自分の可能性の枠を広げられません。

 

４．自分が嫌いから抜け出す方法

自分が嫌いな人は、完璧主義なところがあります。
だから敢えて自分を好きになろうとしてはいけません。
自分を完全に好きになるまで、自分はまだダメだと思ってしまうからです。
また自分が嫌いな人は、自分に対しても他者に対しても、何事にも白黒はっきりつけたがるクセがあります。
そして、自分が見えているある一面が全てだというレッテルを貼ってしまいます。
あの人は社交的だ。あの人は神経質だ。あの人は優しい。
自分は根暗だ。自分は空気が読めない。という風に。
さらにそのレッテルがついてしまうと、たとえイレギュラーな面が見えても意識に残りません。

①グレーなままで居心地が悪くても我慢する。
すぐに答えを出したいタイプなので、白か黒かがわかれば（たとえネガティブなことでも）心は安心し居心地がいいのですが、答えが出ないときはとてもモヤモヤ、ザワザワします。
しかし自分や他者のグレーところが見えた時、敢えてそのままにしておきましょう。
また、グレーなところを無理やり受け入れなくてもかまいません。

○○の時は気が強い自分。仕事だとハキハキできる自分。子供に愛情深い自分。そんな自分が垣間見れるときがあるかもしれません。
この後おそらく、「でも本当は××でダメな自分だから」と続けたいでしょうが、そこは我慢。
グレーな自分がいいか悪いかの評価をしないようにしましょう。
きっとモヤモヤ、ザワザワ、すごく居心地が悪いと思います。でも我慢我慢。
そのうち少しずつ、「あっそういうところもあるのね」とスルーでき、居心地も悪くなくなってきます。
それが、いろんな自分や他者を受け入れているということになるんです。

②過去の自分に労りの気持ちを持つ。
自分が嫌いな人は、過去の自分が大っ嫌いです。
いつもいつも人と比べられ続けた自分が悔しく耐えられないのかもしれません。
過去に目を背けたくなるような経験をしたのかもしれません。
できればもう一度やり直したいと思っているのかもしれません。

過去の事実は変えようもなく、それを敢えてその時の自分を大好きになれとは言いません。
ただ、辛い時をなんとかしのぎながら、いまの自分にまで繋いでくれた過去の自分への労りの気持ちは持ってほしいのです。
その気持ちが自分を大切にするということになります。

麻花（アサカ）さんも、子供には自分のようになってほしくないと思っていましたが、自分への見方が少しずつ変わり、自分にしかできない子育てを見出しました。

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