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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。
こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

自粛生活も長期化してきました。
ゴールデンウィークといえども、どこか気が滅入ると言う人は多いと思います。

コロナウイルスのため、生活の制限や心理的な変化が起こりました。
得体の知れないものへの恐怖、先の見えない不安などは人とっては、大きなストレスとなります。

ただ恐怖や不安という感情は、人にとってなくてはならない感情です。
危険を回避することは、生き残るためにとても重要だからです。

身の危険を感じると、人は自分を守るため身構えます。
身体は緊張し、あらゆることに備えるため、いろんなシチュエーションを想像したりします。

今、多くの人は、過去や未来に対して、ネガティブな考えが次から次に沸き起こっているかもしれません。
しかし、これは人にとって、至って正常な反応なのです。

だから、いつまでもこんなんことを考えてしまう自分はおかしいのではないかと考える必要はありません。
ネガティブに感情が反応するのは、誰にでも起こり得ることなのです。

人は大きなストレスを受けると、どうしても気持ちが動揺し、自分の信念や価値観などが揺らいでしまいます。
やじろべえに例えると、大きく左右に揺れている感じですね。

こういう場合に、気をつけてもらいたいことが二つあります。

一つは、ネガティブな感情に押しつぶせれてしまい、何もする気になれなかったり、今まで出来ていたことが出来なくなったりしたときです。

抑うつ状態になったり、突然怒ったりします。
これは、今の状態に適応できていない状態（不適応）なのです。

こうなると、ほとんどと言っていいほど生活リズムが崩れてしまいます。
大きな揺れを小さくしていくためには、いつものルーティンを崩さない、いつもの生活リズムに戻すことが大切です。

今、家族以外の人と会う機会も減り、仕事はテレワーク、学校は休校、家の中は人口密度が高い状態です。
一人暮らしの方にとっても、いつも出かけていた場所が閉鎖され、極端に会話数も減ってきています。

いつもの生活リズムのために今の生活を見直し計画を立てましょう。

いつも以上にテレビの情報番組を見ていたり、スマホでいろんな情報をずっと追いかけていませんか？
時間を区切るということは、気分を切り替える練習にもなります。

また計画を立てるといってもガチガチに一日の計画を立てる必要はありません。どうせ続きませんから。
最低限のことを、朝昼晩一つずつ決めておきましょう。

たとえば朝なら、起きたら着替える、顔を洗う、洗濯機をまわすとか。
昼なら、人通りが少ないところに出て太陽をあびる、ストレッチする、本を読むとか。
夜なら、お風呂に入る、パジャマに着替る、晩ご飯を食べるとかですね。

もう一つ必要なのが、「雑談」です。
たとえ家族が多くいたとしても、家族という役割を外して話をするのは難しいものです。
自分を知ってくれている特定の誰かとの、たわいもない話というのは、数分程度であっても心に安心感を与えてくれます。

ご近所さんへの、２メートル以上あけての挨拶程度の雑談も心の健康にとって侮れません。

そして、SNSの活用も積極的にしてほしいと思います。
ただ、この場合気をつけたいのが、一対多のコミュニケーションではなく、ちゃんと相手が特定された相手とのやりとりです。

そういうやりとりであれば、ビデオ電話や声だけでなく、文字だけであっても、ちゃんとその人自身、人間を感じられます。
ここが大事！

一人暮らしの方などは、ラジオを流すのもいいかもしれません。
一対多ではありますが、自分に話しかけてくれているように感じるところがあります。
ところどころ、音楽も入りますしね。

人との接触を制限されてる中、人は容易に孤独感を感じやすくなり不安になります。
だからこそ、人を感じることが安心感につながるのです。

SNSへの拒否感が強い人はマイナスな面だけを見がちですが、相手が特定された人と利用することのメリットも大きく、今後のことを考えると必要になってくると思います。

そして、もう一つの気をつけてもらいたいこととは、いつも以上にハイになっているときです。

世の中が不安で蔓延すると、何か自分もやらなければならない、世の中に役立つことを発信したり、行動しなければと駆り立てられるときです。

もちろん、こういう感情も誰にでも起きますし、人はそういう行動に出ることも自然なことなのです。

しかし、普段ならそういうことをしない人が突然何かに取り憑かれたようにどんどんのめり込んでいくことがあります。
どちらかというと過剰適応な状態ですね。

この場合、今はとても楽しめたり、有用感を感じられますが、いつもより頑張っている状態なので、いつかガス欠してしまいます。
少し後からどっとくる疲労感や抑うつ感が出てきます。

人は不適応を起こしていたり、過剰適応なときというのは、あまり自分では気づきにくいものです。
今自分がそうなりつつあるのかどうかがわかる方法があります。

それが「雑談」です。
ただし、その相手に選ぶ人のポイントとして、あまり今までと変わらない人、大きく揺れていない人になります。

そういう相手と話すことで、自然と自分の本来の軸に戻り、落ち着きと安心感が戻ってきます。

現在の状況は、大きな災害のときと同じで、混乱している状況下で、私たちのような心の専門家のところに来ることは少ないのです。
もう少し落ち着いてからが、私たちが支援できることが多くなります。

もちろん今は電話やネットがありますから、それを大いに活用していただければと思います。
そこが昔と違うメリットですからね。

ただ今一番大事なのは、その人の日常を知っている人がちょっとしたその人の変化に気づくことになります。
いつもは元気なのに、声が弱々しくなったとか、なんだかハイテンションが続いているとか。

それは、大きな揺れのためにやじろべえがこけてしまいそうだよというサインです。
そのサインにお互い気づき合うことが今、何よりも大切になります。

そしてそのサインに気づいたらどうするか。

なんとか元に戻してあげようと、アドバイスをする必要はありません。
にわかドクター、ナース、カウンセラーは必要ありません。

ただたわいもない話、「雑談」をすることが、一番の力になります。

無理してはしゃいだり、不安を煽るような話をせずに、普通のいつものときの話が、その人の日常を思い出させ、揺れを小さくしていきます。
ぜひ、いろんなツールを使って雑談してみてください。

ただし、親しき仲にも礼儀ありも大切です。
もし、雪崩のように感情の吐露が出てきそうであれば、私たちのようなカウンセラーに話してくださいね。

また、この時期を乗り越えるためのポイントとして、コントロール感があります。

コロナウイルスや世の中、自分以外の人々は、どんなに自分が頑張っても自分の思い通りになりません。

つまり、その方向ばかり意識が向くと、コントロール感を失い、無力感に苛まれます。

コントロール出来るのは、自分自身しかないのです。
だから、今自分の生活の中で自分が出来ることをコントールしていくことが、自己のコントロール感を取り戻す方法でもあります。

最初に話した、生活のリズムを崩さないため、自分が出来ることを決めてやっていくことは、コントロール感にとっても大切なんですね。

とても不安定な時期だからこそ、基本に戻ることが一番安定することを覚えておいてください。
そして、このような非常事態のときは、コロナウイルスが起こらなかったときに戻す、元に戻すという意識ではなく、この災難を乗り越えて新しい自分や新しい世界が待ているという意識で乗り越えたいと思っています。

近い未来に、私たちは精神的な筋力がかなりアップしていることでしょう。


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