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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

カウンセリングに来られる方の中には、一見何も問題もなく幸せな生活をしている人もいます。
しかし心の中は、自分でもよくわからない不安に支配されてしまい、このままでいいんだろうかと悩んで来られます。

なぜ、そうなってしまうのでしょうか。
それを説明する前に、少しだけ「枠」の話をします。

「枠」って聞くと、なんだか自由を制限されているような感覚になります。
でも「枠」があるから、人は自由を感じることができます。

真っ白な画用紙に好きな絵を描きましょうと言われたら、画用紙の中で自由に創造していきます。

これがもっと大きな模造紙になったり、もっともっと大きな壁一面になれば、自由度もどんどん増していきます。

しかし、もしいっさいの「枠」がなく、永遠と続くものに自由に描いていいよと言われたら、おそらく戸惑ってしまうと思います。

心も同じことが言えるんです。

「枠」というのは、それから出ては危ないよということを知らせてくれています。
つまり「枠」があることで、人は安心感を得られるのです。

人が自由でいられるには、この安心感というものがベースになってきます。
安心感って人への信頼感であったり、自分への信頼感であったりします。

ところが「枠」がない状態というのは、自分が生きている現実での実感も薄くなり、漠然とした不安や疑念が生まれてくるのです。

広く解釈すれば、何かどこかに所属するというのも、自分はここにいるんだという安心感です。

ではなぜこの「枠」を嫌い、そこから出ようとする人もいるのでしょうか。

確かに自分が成長し、より広い「枠」を作りたくなった時もあるでしょう。

しかし悶々と「枠」の中で生きている人たちは、自由であるにもかかわらず、自由を感じられません。

なぜなら、「与えられた枠」の中だからです。

子供の頃は親が子供を守るため、子供の「枠」を決めていました。
子供もその「枠」の中で、のびのびと冒険したり、失敗したりと、いろいろ学んでいきます。

そして子供が成長していくと、その「枠」が窮屈になり、自ら壊すという行動に出ます。
そして、自分で「枠」を見つけ出し、自由を獲得していくのです。

ところが、親の「枠」がものすごく強固で壊せないときもあります。

壊そうと何度か挑戦するのですが、びくともしない「枠」の中で、どうせだめだという諦めと無気力が、親のレールに乗せられているという感覚に変わっていきます。

ただ自分の自由を諦めた分、ある種の安定と責任回避権が与えられるのです。
「自分は親の言う通りしただけ。うまくいかないのは親のせいだ」ってね。

また、最近多くなってきたなって感じるのが、親が上手に「枠」を広げているというものです。

子供の成長に合わせて、親が「枠」をカスタマイズするって感じです。

これはよく言えば、親が上手に子供を伸ばしているともいえます。
上手な子育てとでも言うのでしょうか。

だから子供も親を全面的に信頼しきっていきます。
名コーチとできる選手っていう感じかな。

ここで注意したいのが、意識するしないに関わらず、そこには親の「意思」が入ります。
上手に親が子供をコントロールしていくことも可能になっていくのです。

親は子供を不幸にしたくありません。
親の「枠」の中でいれば幸せにいられます。

大人になった子供は、だから余計に身動きがとれないのです。
３０代くらいから、徐々に「このままでいいんだろうか」と不安になってきます。

とはいえ、安全な「枠」を壊した経験もなく、誰かを傷つけても自分を優先したこともなく、自分が何を考えて何をしたかったのかもわからないまま、適度な「枠」の中で悶々としていくんです。

自分らしく生きているという自由な感覚は、「自分が決めた枠」の中でしか感じられません。

このまま「親の決めた枠」の中で、「与えられた枠」の中でいるという気持ちが心を曇らせてしまいます。

たとえ、今のままでいくとしても、もう一度、それを「自分が選択した枠」なんだと切り替える必要があります。

自分の「枠」をカウンセリングで一緒に見つけていきましょう。


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