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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【28】菜花（ナノハ）さんのケース
菜花（ナノハ）さんは、最近ついてないことが続き、イライラしたり、何もする気になれなかったりと心が不安定になってきました。
こういうときは必ず、過去の頑張っても報われなかったことが思い出され、どんどん自暴自棄になっていってしまいます。

 

１.頑張っても報われない人の特徴

努力家で、目標を決めたら、粘り強く頑張れる人です。
頑張っても報われない人が何のために頑張っているかというと、他者から評価されたいという部分が多く占めています。
また結果がすべてだと思っているため、白黒思考に陥りがちです。
頑張っても報われないとき、再度頑張ろうとするときと、無力感に苛まれるときがあり、エネルギーの使い方が極端です。

 

２．頑張っても報われない原因

自分の目標や理想にこだわりすぎるところがあります。
頑張ればこうなるという筋書きが出来ていて、それ以外はすべてダメなことになってしまうので、報われないと思う状況が多く発生します。

また自分の思い通りに物事を進めたい欲求が強く、イレギュラーなことに人一倍ストレスを感じてしまいます。
白黒思考になりやすく、ストレスを溜めがちで、また適宜にストレスを解消するのが苦手です。

ストレスが溜まってくると、過去の嫌だったことまで思い出し、報われない感が増幅するのです。

 

３．頑張っても報われないと思うことの問題点

目標に向かって一途に全力で向かっていくところがあります。
それは、すべては結果のためなので、結果がよければ達成感や自己肯定感が高まりますが、結果がよくなければ、無力感に苛まれ、今までのことがすべて無駄だったと感じてしまいます。
結果しだい、他者の評価しだいの生き方は、自分が人生をコントロールしている感覚がありません。
いろんなことに、一喜一憂してしまい、感情の波が大きく、心の疲労が蓄積されていきます。
ちょっとしたことでも、過去の報われなかった経験と結びつけてしまい、ネガティブ思考のループにはまり、抑うつ的になってしまいます。

 

頑張っても報われない自分を変える方法

①結果を○×で考えない
頑張ったあとの結果がダメだと、悔しかったり悲しかったり落ち込んだりします。
それはある意味、人間であれば当然の感情の表出です。
しかし結果に対して感じる感情と、失敗や不運だということはイコールではありません。
結果とは、ただの「結果」にしかすぎず、自分の人生の○×ではないのです。

②頑張ったプロセスを認めてあげる
結果が自分の思い通りにならなくても、それまで頑張った自分を労ることを習慣化しましょう。

結果だけを追い求めてしまうと、常に頑張らなければならないことになってしまいます。
そうなると心が落ち着くことができず、また、何もないときが不安になってしまいます。
自分のエネルギーが枯渇するまで頑張るので、報われないと感じたとき心身共に動かなくなるのです。

頑張ったプロセスを認めて労ることは、その都度心のエネルギー補充になり、落ち着きを取り戻せます。

③いろんな方向から考える癖をつける
頑張っても報われない人は、物事を一方向からしか見ていません。
だから結果が○×になってしまうのです。

どんな結果であっても、その結果をいろんな方向から見て捉え直します。
たとえば、ある結果に対して、サザエさんの家族のひとりひとり、なんて言うだろうかを考えてみましょう。

波平さんなら、フネさんなら、サザエさんなら、ますおさんなら、カツオくんなら、ワカメちゃんなら、タラちゃんなら、たまなら？
きっとそれぞれ違ったことをいうのではないでしょうか。

 

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