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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【27】撫子（ナデシコ）さんのケース
撫子（ナデシコ）さんは、幼稚園のママ友と初めのうちはまわりと合わせながらうまくいっていました。
しかし夏休みのキャンプの計画の時、すぐ断りたかったのですが、気を使いすぎてなかなか言い出せず、直前で断ってしまったことでママ友との間に溝が出来てしまいました。

 

１.気を遣いすぎてNOが言えない人の特徴

気を遣いすぎてNOが言えない人は、とてもまわりの空気に敏感です。感受性が強く、敏感な方が多いでしょう。
よく言えば協調性が高いのですが、その場がうまくいくように、常に他者を優先し自己犠牲的な解決方法をとります。
また自分に自信がないので、自分の意見を持てなかったり、他者に意見を言うことができません。
嫌われていないか、いつも人の顔色を見てしまうところがあります。

 

２．気を遣いすぎてNOが言えない原因

みんなに好かれたい、嫌われたくないという気持ちがあり、他者がどんなことを思っているかを考えてしまいます。
もともと争いごとやディスカッションが苦手で、その場にいる他者の機嫌を察知して自分の行動を決めるところがあります。
また、まわりとの意見の違いがあっても、極力合わせようと努力をします。
そして心のどこかで、NOを言う前に自分の気持ちを察してもらえればと思ってしまい、はっきり断ることを躊躇してしまうのです。

 

３．気を遣いすぎてNOが言えない問題点

気を遣いすぎてNOが言えない人は、常にまわりに気を使っているにもかかわらず、他者からは気を使っているように見えないことがよくあります。
どの人にもいい顔をして、自分の意見を言わない人と思われることも多く、またそういうところを逆に利用されてしまうこともあります。
断る寸前まで、そのそぶりを見せないので、直前に断られると他者は混乱してしまいます。
なので、そういうことから信頼関係が崩れ始めるのです。
気を遣いすぎてNOが言えない人は表向きは温和でおとなしい感じに見られますが、内面では自分のことを正しく理解してくれない他者への失望感や怒りなどを抱きやすく、またはっきり伝えられない自分自も責めてしまい、ストレスがとても溜まってしまいます。

 

４.気を遣いすぎてNOが言えない自分を変える方法

①自己犠牲を他者は望んでいない
気を遣いすぎてNOが言えない人はよかれと思い、つい自己犠牲的になります。
自己犠牲的になると、無意識に「自分がしてあげた」という感覚も出てきます。
そうなると、それに対する見返りの評価が欲しくなるのですが、他者は自己犠牲でやっていると思っていないことの方が多いので、思ったような評価はもらえません。
他者が望んでいるだろうと先取りしているだけで、実際はそのような先取り行動は相互の意思が見えずらくなり、人間関係の混乱をまねく一因になります。
人間関係を良好に保つには、自己犠牲的な関係ではなく、わかりやすい風通しのよいコミュニケーションなのです。

②相手が察してくれることを期待しない
気を遣いすぎてNOが言えない人は、もともと感受性が高く相手の立場に立って物事を考えることができる人です。
それだけに、ちょっとしたサインも気づける能力があります。
このようなタイプの人は、他者とも同じような感覚でコミュニケーションしたいと思っており、相手が自分の気持ちを察してくれることを期待してしまいます。
しかし、みんながみんな同じタイプではないため、察してくれることを期待する時間というのは、相手の時間を奪うことにもなってしまいます。
そこに相手の混乱と怒りをまねいてしまうので、本来の良好な関係を望むのであれば、自分の意見は早く言う方がいいのです。

③NOと言うことは死ぬか生きるかの問題ではない
NOが言えないタイプの人が、NOを言うことを想像すると、本当に人生の大きな決断を下すような、死ぬか生きるかくらい切羽詰まって考えてしまいます。
しかし現実は、ただ単に「自分の都合がつかないので断る」ことだけなのです。
断る理由もあらかじめ何個か決めておくと自然と会話の中で使えます。
誰にも迷惑がかからない軽い嘘も、自分を守るためには必要になってきます。
断ることでそんなに人間関係が悪くなることはありませんので、肩の力を抜いて断ってみましょう。

 

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