楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【25】藤子（トウコ）さんのケース
籐子（トウコ）さんは夫の転勤で初めての場所にきました。
娘は４月から中学一年生になり、新天地での中学生活が始まりました。
初めは、新しい環境に馴染めるか心配するくらいでしたが、だんだんと心配事が増えていき、不安で家事も手につかなくなってしまいました。

 

１.子供のことが心配で過干渉になる人の特徴

子供のことが心配で過干渉になってしまう人は、もともとの気質が心配性なところがあります。
また、ストレス耐性が弱く、臨機応変に対応するのも苦手です。
不安を回避しようするため、子供をコントロール下に置きたがります。
また、自分の理想や夢などを子供に転嫁してしまい、子供の将来を思い通りにしようとします。

 

２．子供のことが心配で過干渉になる原因

子供のことが心配で過干渉になる人は、子育てが自分に対する評価だと思っています。
子供が世間から外れないよう、失敗しないよう、傷つかないように先回りしてしまいます。
そしてその先回りが子育てであり、子供に対する責任と感じてしまいます。
また親の自分は他者の顔色や評価を気にするところがあり、外面的なところばかりに注意が向かいます。
自分自身に対する自己肯定感も低く、不安に対する耐性もないので、子供をコントロールすることで安心感を得ようとします。

 

３．子供のことが心配で過干渉になることの問題点

あまりに過干渉になると、子供の自主性が奪われてしまいます。
また子供は自分の不安に対処する力がつかなくなり、親に依存する生き方になってしまいます。
また親が過度に心配するので子供が親の顔色を伺い、親の精神面の面倒を見なければならない場合もでてきます。
子供をコントロールしようとするあまりに、子供や他者を振り回してしまいます。

 

４.子供のことが心配で過干渉になる自分を変える方法

①子供の不安と自分の不安に分ける
子供のことが心配で過干渉になったり、先回りしてしまうのは、子供のことを思っての行動のようで、実は自分の不安を解消したいからなのです。
子供が不安を感じているのか、子供が困ったことになったとき自分が辛くて困るからの不安なのか、分けて考えましょう。

②親子の立場を逆転させない
子供が不安を抱えているときは、話を聴く、寄り添うなど見守ることが必要になります。
ところが、親の不安が強くなると、見守ることができなくなり、早く不安を解消したい気持ちになります。
子供にとっては、できるだけ家庭の中を平和に保ちたいと思っているので、親の不安をなんとか子供の自分が解決してあげなければと思ってしまいます。
そうなると親子の立場が逆転してしまい、子供は生きづらさを感じるようになるのです。
自分の方が大人だということを意識において、子供に自分の精神面の面倒を見させないように注意しましょう。

③自分の不安に対応する力をつける
子供のことが心配で過干渉になってしまう人は、自分の不安に対する対応力が備わっていません。
不安を感じて大騒ぎするのではなく、ひとつひとつ中身を検討していく練習をしましょう。
なにが不安なのかが具体的になっていくと、それに対する対処策も見つかります。
また、ストレスに対する解消法も合わせて見つけておくとよいでしょう。


 

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