楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【23】土筆（ツクシ）さんのケース
土筆（ツクシ）さんとお母さんは小さい頃からずっとが仲良く、友達親子、姉妹親子のような関係です。
土筆（ツクシ）さんにとってその関係がとても居心地がよかったのですが、彼が出来てから母親の言動に対して疑問を持つようになりました。

 

１.親離れできない人の特徴

小さい頃から「いい子」であった人に多く、反抗期も、特に母親に対してなかったというのが特徴です。
また母親になんでも包み隠さず話をします。
人見知りの人も多く、同年代の友達が少ないか、広く浅くの友達関係が多いでしょう。

 

２．親離れできない原因

母親が過干渉なことも多く、子供が失敗しないよう、傷つかないよう先回りしたり、フォローしたりするので、子供は親の言う通りにしていれば、一番安心安全と学んでいきます。
また母親が子供の世代の感覚で対等に付き合ってくれるので、他者と違って気を遣うこともなければ、人間関係の煩わしい距離感を感じなくてすみます。
楽しく居心地の良いところから、わざわざしんどい思いをするために外に出ることをできるだけ避けたいと考えています。
なにか大きなきっかけがないと自分が変われないと思っていて、自分から主体的に動くことができなくなっています。

 

３．親離れできない問題点

友達親子、姉妹親子と言われる親子は、初めはいいのですが、お互いがだんだん年を取っていくと依存関係になることがあります。
母親にとっては、自分の分身のような子供を離したくないので、いつまでも子供扱いします。
子供は母親から一人前の大人として扱ってもらえないので、いつまでも自信がつかず、母親を頼ってしまい精神的自立ができません。
母親が元気なうちはまだいいのですが、年を老いたり弱ってきたとき、母親から自立しようとすると罪悪感に苛まれ自立のタイミングを逸してしまうことがあります。

 

４.親離れできない自分を変える方法

①母親の同意を求めすぎない
母親との間はとても密な状態なので、なんでもわかってもらえると無意識に思っています。
なんでも話をするのは、その都度承認欲求が満たされるからです。
また、不安なときはすぐに解決策をもらえるので頼りきってしまいます。
自分の中で、母親に話すことと話さなくてもいいことの線引きをつけてみましょう。

②ひとりの時間をつくる
ひとりで行動する、ひとりで決断するなど、ひとりで持ちこたえる耐性があまりついていません。
母親の知らないひとりの時間を作りましょう。

③自分はどうしたいのかを考える
このまま問題なくなんとなく続いていけば楽だしいいかなと思っているかもしれません。
しんどいことや責任と取ること、めんどくさいことは、人生の中でマイナスなことと位置づけてます。
しかしそういう生き方は、常に誰かに依存して生きていくことになります。
自分というものを実感できずにいると、漠然とした不安がつきまとい、さらに相手に依存してしまうのです。
精神的自立、経済的自立、物理的自立、どこからでもかまいません。
自分から行動を起こしてみましょう。
自立が進んでいくと、自分の考えや行動、感情を他者に承認を得なくても大丈夫になります。



 

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