楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【22】芹那（セリナ）さんのケース
芹那（セリナ）さんは、信じていた恋人に裏切られ傷ついた過去があります。
自分でも乗り越えなければと思っていますが、過去のことが頭をよぎり、今の彼のことも心から信頼できずに苦しんでいます。
そんな自分にも自分自身で責めてしまうのです。

 

１.過去の辛い恋愛を引きずって前に進めない人の特徴

過去の辛い恋愛を引きずって前に進めない人は、純粋で裏表がなく、あまり駆け引きなどは上手ではありません。
恋愛に関しても、まじめに考えるところがあります。
また、人に対しても誠実に接したいと思っていて、自分が嫌なことをされても、同じように人に嫌なことをすることはありません。
一度深い傷つきを経験すると、ずっとそのことに関して考えてしまうところがあります。

 

２．過去の辛い恋愛を引きずって前に進めない原因

過去の恋愛を引きずっている場合には、二通りあります。

一つは、まだ過去の相手に気持ちが残っている場合です。
相手が突然連絡を絶ったり、「君は悪くない」というだけの理由で終わられたりすると、自分の気持ちが未消化になってしまいます。
しかし、すでにその未消化な気持ちを解決する方法が閉ざされてしまっているので、なかなか前に進めなくなってしまいます。

もう一つは、信じられないくらいの裏切りに合った場合です。
相手を信じていた分、相当の衝撃を受けてしまいます。
人間不信になる人も多く、二度と傷つかないよう防衛するため、無意識に心が開かないようになっています。

 

３．過去の辛い恋愛を引きずって前に進めなくなることの問題点

常に過去のことに帰着してしまうので、人間不信が払拭出来ずにいます。
新たな人間関係でも、過去の人とダブらせるところがあり、ネガティブな捉え方しか出来なくなってしまいます。
また恋愛に対して臆病になってしまったり、相手に依存してしまう傾向が出てきて、そういう自分に対して自己肯定感が持てません。
相手の言動に一喜一憂してしまい、常に受け身の姿勢で自分を無くしてしまいます。

 

４.過去の辛い恋愛を引きずって前に進めない自分を変える方法

①過去の自分の問題点を探し続けない
傷つけられる経験をすると、なぜそのようなことをされたのかという原因探しをしてしまいます。
もちろん、相手に対する怒りも出てきますが、もしかすると自分もどこか原因があったのかもしれないと考えてしまうのです。
そうすると、「もしあのとき自分がこうしていれば」今も幸せな日々が続いていたかもと自分を責めてしまいます。

過去の自分を責めることは傷を深くするだけで、何も良いことはありません。
相手のことを信じ愛した純粋な自分の気持ちまで否定しないようにしましょう。

②過去の人と比べない
辛く忘れたい過去であっても、楽しいときもあったはずです。
忘れたいと思えば思うほど、楽しいときが美化されていきます。
そのときの相手と、今の相手を無意識に比べてしまうことがあります。
過去の人は美化されているので、どうしても今の相手が見劣りしてしまいがちです。
比べている自分に気づいたら、どちらがいいかの評価ではなく、今の相手のいいところを素直な目で見てみましょう。

③自分主体を取り戻す
過去の恋愛で傷ついてしまうと、心のどこかでまた同じことが起こるのではないかと思います。
そこには、自分は結局、最後は選ばれない、捨てられてしまう人間だという思い込みが出来てしまっているからです。
いつも自分は評価される側に回っているので、自分から何か行動を起こすことを躊躇してしまいます。
自分を主体に考えることを取り戻し、この人となら自分は自分らしくいられるか、共に尊敬し合える関係でいられるかを自分の目で確かめましょう。


 

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