楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【21】菫（スミレ）さんのケース
菫（スミレ）さんは、仕事もプライベートもそれほど問題もなく充実した毎日を送っています。
職場の女子や友達の恋愛話を聞くことも多いのですが、心の中では恋愛がめんどくさいと思っています。

 

１.恋愛がめんどくさい人の特徴

過去に恋愛で傷ついたり、嫌な思い出があると、また同じようなことにならないようにするため恋愛を避けることがあり、その理由に「めんどくさい」が出てきます。
また、干渉や束縛を極端に嫌う人は、自分のテリトリーに他者が入ってくることが許せなくなるため、恋愛することを避ける傾向があります。
腰が重いタイプの人も、いろいろ行動的にならないといけない恋愛をめんどくさがります。
仕事や趣味が乗っているときは、他のことで煩わされたくない気持ちから、恋愛が「めんどくさい」と思うこともあります。

 

２．恋愛がめんどくさいと思う原因

恋愛は、自分一人では完結できるものではありません。
当然、相手が存在します。
また、身内でもなく友達でも職場の人でもない、微妙な距離感の関係から始まります。
相手の気持ちを考えたり、相手に合わせる行動を取ったり、相手のために時間を割いたりすることも必要になってきます。
自分のペースで物事が進まず、一喜一憂する感情の波にのまれてしまう自分を守るために、防御の意味で「めんどくさい」が発令されてしまいます。

 

３．恋愛がめんどくさいと思うことの問題点

恋愛感情というのは、非常にコントロールが難しい感情になります。
恋愛することで、自分がどのように変わってしまうかわかりません。
今まで築き上げた自分の生活が、いっぺんに変わってしまう怖れがある恋愛を肯定的に捉えることができなくなっています。
恋愛することのマイナスなイメージが先行してしまうからです。
恋愛は人との距離感や相手への思いやりの表し方などが学べるだけでなく、自分自身の課題を見せてくれることもあり、人間的成長のチャンスでもありますが、「めんどくさい」でそれを遠ざけてもいるのです。

 

４.恋愛がめんどくさい自分を変える方法

①今までの恋愛傾向を知る
人を好きになったとき、自分がどのような行動や考え方をしていたか、過去の恋愛で振り返ってみましょう。
相手に嫌われないように常に相手に合わせていた。
相手が喜ぶことを前もって考えて行動していた。
ある程度の関係になると、相手の気持ちを確認するため試し行動をしてしまう。
親しくなると心を閉ざしてしまう。
など、自分の恋愛傾向があると思います。

②自分でない自分を出していないか確認する
恋愛初期は、自分を気に入ってもらえるように気合いを入れることが多いのですが、それはどこか特別な自分の姿です。
あまりに自分とかけ離れた姿で接し続けると、本当の自分の素を出すタイミングをつかめません。
相手と会っているとき、ラインをしているとき、電話をしているとき、自分を抑えたり、気を遣いすぎたりなど、無理をしていないか確認しましょう。

③相手と向き合う勇気を持つ
恋愛がめんどくさいという人は、自分の言いたいことがなかなか言えなかったり、相手に合わせすぎるところがあります。
自己開示に抵抗があるのです。
本当の自分を知られると嫌われるのではないか、という気持ちから、とりあえず、今、楽しい雰囲気でいることを優先してしまいます。

相手との関係がギクシャクしてくると、自分の主張と相手との間で折り合いをつけていくことになりますが、この微妙なやりとりに苦手意識があり、つい先延ばしにしてしまう結果になります。

折り合いをつけるのは、そう簡単ではないことも多いのですが、自分という人間を守るためにも、そして相手の真の姿を知るためにも、勇気を出して向き合うことが出来れば、自然体で付き合える関係に成長していきます。


 

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