楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【20】紫苑（シオン)さんのケース
紫苑（シオン）さんは、結婚退職して、今は夫と二人の子供と暮らしています。
これといった問題も無く穏やかな日々を過ごしていました。
しかし最近、娘のママ友が生き生きと輝いて見えて仕方ありません。
ふと、自分のこれからの人生がこのままでいいのか不安になり始めました。

 

１.３０代４０代から自分の将来が不安になる人の特徴

３０代４０代から自分の将来が不安になる人は、あまり自分を出さずに、まわりの空気を読む、いわば協調性のある人に多い傾向があります。
他者に対しては優しく接するため、あまり敵を作ることはないでしょう。

またどちらかというと、他者の言動に左右されやすい面もありますが、自分から新しいことをするというのは苦手です。
他者からは「いい人」のイメージが強く、そのイメージをずっと演じている感覚が強いというのも特徴のひとつです。

 

２．３０代４０代から自分の将来が不安になる原因

２０代までは自分を中心にして生き方を考えることが主流になります。
どこの学校に進むのか、将来どんな仕事をやりたいのか、どこに就職するのか、どんな彼氏がほしいのか、趣味で何がしたいのか、など自分の意志が大きく反映されます。

しかし３０代や４０代からは、自分以外の他者との関わりが増えてきたり、比重が高くなっていきます。
結婚すると、夫や子供、義家族との関係も入ってきます。
また親の介護もそれほど遠くない未来として、自分の視野に入ってきます。

３０代４０代では、それまで他者を優先する生き方でなんとなくまわりとの調和を図ってきた人にとっては、この時期に自分と違った生き方をする人が輝かしく見えてきます。
そして、このままでいいのか、自分は本当は何がしたかったのかと不安や焦りが出てくるのです。

 

３．３０代４０代から自分の将来が不安になることの問題点

女性は男性に比べて、年齢を重ねるごとに、人生の役割の比重が大きく変わってきます。
子育てや介護といったものと、自分の仕事や夢との両立は非常に困難なときがあります。

まわりと争いを避けるような生き方をしていた人は、常に自分を最後に回してしまう癖があります。
自分のまわりの平和な関係を、自己犠牲で創ってきたところもあり、そこでは自分について考える時間はあまりありませんでした。

ところが、３０代４０代という時期は、今までの生き方の違いが大きく目に見えてわかる時期です。
その違いに衝撃を受け、自分のこれからの人生を急に振り返っては、他者との目の前の状況だけで比較してしまいます。

そううなると、後悔や焦り、不安、怒り、失望など、ネガティブな感情に支配されてしまい、行き当たりばったりに焦って行動しがちになります。
そして、上手くいかないとますます自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

４.３０代４０代から将来が不安になる自分を変える方法

①過去の自分を一度軽く棚卸しする
自分は今までどのような軌跡を歩んできたかを、棚卸ししてみましょう。
ただし、決してそれを評価したり、感情的にならないように注意します。

他者と比べたり、他者の生き方に引きずられない、自分のオリジナリティなライフプランを作る土台にします。

②自分がやりたいことがわかった場合
過去を棚卸しする中で、自分がこれからやりたいことがわかってくる場合があります。
ただそれを、今現在の生活とどのように組み込んでいくのかを、俯瞰して考えなければなりません。

闇雲に突っ走るだけだと、リスクも高くなります。
まわりと折り合いをつけながら、ベストではなくベターな選択を重ね、目標に向かっていきましょう。

そして、目標に到達するまでと、その後の自分の生き方など、長い視点で大まかにプランニングをします。
３０代４０代はプラン通り行くことはめったにありません。
その都度、プランを修正していく柔軟性と粘り強さを身につけていきましょう。

③自分のやりたいことが見つからない場合
昔やりたいと思っていたことでも、今それほど強く興味を抱かないこともあります。
また、なんとなくやりたいかもと思ったことでも、時間がたつとどうもしっくりこないこともあります。

そういうときは、焦って何が何でもひとつに絞ろうとしてはいけません。
今は情報収集するときという意識で、あらゆる方面にアンテナを張ってみましょう。

自分がやりたいことではなく、人の縁のつながりの先に、自分のやるべきことが待っていることがあります。
人から注目され、賞賛される生き方だけが輝く生き方ではありません。

自分が納得し、これだと思える生き方が最良の生き方になるので、他者と比べて焦らないようにしましょう。


 

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