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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【19】沙羅（サラ）さんのケース
紗羅(サラ)さんは、早くやらなければいけないと思いながらも、いつも先延ばしにしてしまうところがあります。
自分でも何とかしなければと思っているのですが、先延ばし癖が治らず、自暴自棄になりかけています。

 

１.先延ばし癖がある人の特徴

物事の優先順位をつけるのが苦手な人や、衝動的に行動するタイプの人は先延ばしする癖があります。
ネガティブな感情、不安や恐れなどが自分の中に襲ってくると、そこで思考が止まってしまう傾向があり、不快な感情を取り除くことを優先してしまいます。

やろうとする前に関係のないものを調べてみたり、ついSNSを見続けてしまったり、他者のサポートにまわったりしてしまい、どんどん時間を浪費してしまいます。

 

２．先延ばし癖の原因

先延ばししてしまう物事は、自分の苦手なこと、やりたくないこと、面倒くさいと思っていることです。

ところが、そういう物事に対しても、どこか完璧にしたい、他者からダメ出しされたくないという思いがあり、現実と理想のギャップが大きくなります。

そしてそのギャップを直視することが出来ません。
自分の中では、先延ばしすることで完璧に出来なかったことを正当化してしまうのです。

早めに手をつけて終わらせたい欲求と、早く出来たにもかかわらず他者からの評価が低かった時の恐れとの間での葛藤があり、先延ばし癖が治らないのです。

 

３．先延ばし癖の問題点

先延ばし癖のある人は、ギリギリまで物事に手をつけられないのですが、最後の最後で集中して仕上げてしまう能力も持ち合わせています。

ただ、その場合はケアレスミスが多かったり、納得のいく結果にならないことも多く、そんな自分に自信をどんどんなくしていきます。

また、いつも先延ばししてバタバタしている印象を他者に与えてしまうため、計画性がない、時間管理ができない人に見られてしまいます。

 

４.先延ばし癖が治らない自分を変える方法

①「やる」か「やらないか」を再確認する。
先延ばし癖のある人は、「やらなければならない」と思っています。
「やらなければならない」のあとに続くのは、ほぼ、「でも」「だけど」「どうせ」です。

「やる」か「やらないか」は自分で決められます。
「やらない」と決めたことで起きてくるデメリットがあまりにも大きいのであれば、「やる」という選択肢しかありません。

「やらなければならない」ではなく、「やる」ということを再確認しましょう。

②環境を整える。
先延ばししていることを、とりあえず全部書き出してみます。
付箋などを利用して、動かせる物が良いですね。

時間や重要度などは、頭の中で考えていてもごちゃごちゃになります。
一度、目の前に可視化させるとスッキリしてきます。

また、デスクまわりや部屋の中はやることだけが見えるようにして、あとのものはとりあえず見えないようにします。
気持ちが散漫にならにように、作業とは関係のないものは見えなくしておきましょう。

③わざわざやらなければならない物事の意味を考えない。
先延ばししている物事には、必ずネガティブな感情もついています。
やらなければならないけど、やりたくない、から始まって、何でこんなことをしなければならないのか、これをやることで自分にとって何のプラスがあるのか、やったところで評価が低かったら何の意味があるのかなど、どんどん深掘りして考えがちです。

考えれば考えるほど、やりたくないような考えが湧いてきます。
そうなると、さらにネガティブな感情も強まってしまい、手がつけられなくなるのです。

「やる」と決めたことで、「やりたくないこと」であるものは、できるだけ「無の境地」で「作業」することに徹しましょう。

無事終わったら、振り返ることはせず、すぐに楽しいことをして疲れを取り除いて下さい。


また、最近先延ばししてしまうことが多いなって思われたら、もしかするとストレスが蓄積されているのかもしれません。
先延ばしする自分を責めてばかりいると、負のループに陥ってしまいます。
ストレスになるようなことがなかったか確認してみて下さい。

 

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