楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【18】皐月（サツキ）さんのケース
皐月（サツキ）さんは、最近働くことの意味がわからなくなってきてしまいました。
今までは問題が起こると、なんとなくやり過ごしていたり、逃げたりしてきたのですが、そんな自分にも疑問がわくようになってきました。

 

１.なんとなく生きてきた人の特徴

深く物事を考えることが苦手で、どちらかというと楽な方、楽しい方、得な方を選んでいく傾向があります。
周りに流されやすく、自分が責任を負うようなことはなるべく避けるようにしています。
とはいっても、言われたことは一応ちゃんとする優等生的なところも持ち合わせています。

 

２．なんとなく生きることになった原因

幼少期は少し受け身的なところがありますが、指示されたことには真面目に取り組み、評価を得てきました。
まわりから浮くことを心配するところがあり、人に合わせることは自然と出来るようになります。
自分の意志や気持ちより、その場その場の雰囲気や状況を優先するようになるので、流されながらなんとなく生きていくことになってしまいます。

 

３．なんとなく生きていくことの問題点

目の前のことだけで判断してしまうところがあり、長期的な目で自分のライフプランを考えません。
人生の大きな選択をしなければいけないとき、「こうしたい」「こうなりたい」ではなく、今がなんとなく嫌だからあっちを選ぶというような生き方になります。

いつも逃げ腰の自分に自信が持てず、現実を見ることをいつまでも回避してしまいます。
しかし自分はこれでいいという確信も持てず、いつまでも不安を抱えたままになります。

 

４.なんとなく生きてきた自分を変える方法

①自分の過去を棚卸ししてみる。
なんとなく生きてきた人は、言い換えると可も無く不可も無い生き方をしていると言えます。
つまり、大きなビジョンを持って熱く生きることはないけれど、大きな挫折や失敗もしてこなかったはずです。

しかし自分の人生を自分で切り開いていく人たちを見ると、今までの自分の生き方に疑問を持つようになります。
そして、なんとなく生きてきた自分の過去を後悔したり、ダメだししたりしてしまいます。

自分にとっては、なんとなく普通にやってきたことでも、それ自体が自分にとっての強みであったり評価できるものもあります。

一度自分の過去を、他者の目線になって棚卸ししてみましょう。

②自分の今を再確認する。
過去を棚卸ししていくと、自分の良さやいろんな困ったクセが見えてきます。
それを踏まえて、今現在の何が自分にとって問題であるかを検討してみましょう。

今出来ることを軌道修正する力をつけていくことは、今を大切に生きる方法です。
過去や未来にとらわれすぎない、今現在に向き合うことが必要です。

③自分の未来に柔軟性を加える。
嫌なことから逃げ出すことはもうしたくない。
かといって、今これといった方向性も出せない。
そういうときもあるかもしれません。

目標やなりたい自分像というのは、今の段階の仮の目標であり、なりたい自分なのです。
未来は今を重ねながら常に変化していきます。

今目標やなりたい自分がないからといって落ち込むことはありません。
目標を探しながら、自分と対話しながら、今を重ねていきましょう。

未来はどこまでいっても不確定なものなのです。


 

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