楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【16】胡桃（クルミ）さんのケース
胡桃（クルミ）さんは、毎日の家事と子育てで忙しい日々を送っています。
家の中のことは自分の仕事という使命感もあり、ひとりで抱え込む状態になっています。

 

１.人に頼りたくても頼れない人の特徴

人に頼りたくても頼れない人は、自分は人に頼れない反面、人からは頼られることが多かったりします。
面倒見がよかったり、しっかりものという印象もあります。
何事にもきっちりとしたいという気持ちもあり、自分を甘やかすことが最も苦手で、つい限界を超えてまで頑張るところがあります。

 

２．人に頼りたくても頼れない原因

幼少期に下の子の面倒を見たり、母親の手伝いをしたときに褒めらると、自分がしっかりすることに使命感を抱きます。
「自分のことは自分でしなければならない」「人に迷惑をかけてはいけない」「人の役に立たなければならない」
そういう気持ちが強く残っていきます。
幼少期から甘えることをしてこなかったので、誰かに頼ることは自分が甘えていると思ってしまい、人に頼ることが出来なくなります。

 

３．人に頼りたくても頼れないことの問題点

人に頼りたくても頼れない人は、もともと責任感が強く頑張り屋さんです。
なので、自分のことは自分で決めて頑張って来れた人でもあります。
そういう自分を他者は評価してくれていると思っているので、人に頼ってしまうと他者からの評価も落ちてしまうと感じてしまいます。
ひとりで頑張れるうちはいいのですが、人間には限界や限度があり、それを超えてしまうと、出来ない自分に自己評価も低くなります。
そうなると八方ふさがり感が強くなり、イライラが募ると、子供や夫に当たってしまい、罪悪感も強くなっていきます。

 

４.人に頼りたくても頼れない自分を変える方法

①人に頼るということの中身を考える。
人に頼れない人は、
「人に頼ること」＝「人に迷惑をかける」
「人に頼ること」＝「人に甘えること」
「人に頼ること」＝「人に弱みを見せること」
と言う方程式を持っています。
どんなことを頼れば、どういう頼り方をすれば、迷惑になり、甘えることになり、弱みを見せることになるのでしょうか？
人に頼ることすべてがこの方程式に当てはまらないはずです。

②人に頼ることの不安の中身をチェック。
①の方程式のすべてに共通しているのが、人に頼ると、人から嫌われるという気持ちが隠れています。
人から嫌われることは、今まで頼りにされていた自分の存在が一気に崩れることを意味しています。
今のしっかりものの自分を見捨てられたくないという不安が、頼れない本当の理由です。

③しっかりものの呪縛から解放してあげる。
小さいときから馴染んだ「しっかりもの」の自分。
その自分が一人歩きしてから、ずっとその自分になろうと頑張ってきたはずです。
しかし、小さい頃に褒められた「しっかりものの」の自分だけでは、どんどん生きづらくなってしまいます。
「しっかりもの」だけでなく、いろんな自分を自分の中で認めてあげていきましょう。
人から頼られることは嬉しかったり自分に自信が持てるということもあります。
だから今度は自分が人に頼ることで、相手にそういうものを与えられ、お互いの信頼感が深まることにも繋がっていきます。

 

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