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こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

 

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◆さて今回のご相談は

誰かから必要とされたい。
心から愛されたい。
心と心を通わせられる友人やパートナーが欲しいって常に思います。

現実は、相手に自分がどれだけの存在なのか不安になります。

私じゃ この友人は物足りないんだろう
楽しくないんじゃないか

自分はこの友達、この彼にとっての一番じゃないんだろうって感じてしまい自分から心を開くことができません。

だから、満たされない 疎外感みたいなものをいつも心に抱えています。

この満たされない感情の正体は何なのか 
この生き辛さの正体がわかりません。

どうしたら、人間関係、恋人関係を満たすことができるのか？…


 

◆このお悩みへの回答

心の話をするときって、心を「開く」とか「満たす」とか心が「傷つく」とか「折れる」とか心って目に見えないものだからこそ、こういう言葉を使ってイメージでとらえようとします。

本当は、心に扉があるわけでも、器があるわけでも、傷ついて血が出たり、折れて真っ二つになるわけでもありません。

だから、あまりそういう言葉に振り回されない方がいいように思うんです。

なぜなら、そういう言葉を使うとき、ある一瞬を指していたりする。

そしてあたかもそれがずっと続くかのように捉えてしまったとしたら、ずっと満たされない感が続きます。

ずっと満たされ続けなければ、満たされないになってしまう。

ずっと一番でなければ、必要とされていないことになる。

ずっと心が通っていなければ、愛されているということにならない。

でもね、人って静止画像ではないんですよ。

ずっと心臓が動いているように、心もずっと動くものです。

心を開くとか閉じるといっても、日常では閉じたり開いたり、パカパカしています。

だって楽しいと思うときもあれば、なんだかイマイチってときもあるでしょ。

心は生き物です。

絵本の一ページのように止まってはいません。

理想の状態を思い描いて、それに囚われてしまうと、それから外れたら、すべてダメになってしまいます。

相談者さんはもしかすると、自分の気持ちは、人によって左右される自分の価値は、人が決めている、そう思っていませんか。

そうじゃない。

自分の心や気持ちや価値は、人にゆだねるのではなくて、自分でしっかり掴んでいてほしいんです。

あなたは友達といて楽しかったのか。

あなたは彼を愛していたいのか。

そしてね、たとえあるとき、自分以外の人を優先されたとしても、それはあなたを否定しているのではありません。

そのあるとき、お互いのニーズが合わなかっただけ。

人はそのときで止まっていません。

あなたが必要なときもあるんです。

心の真ん中に穴が開いている感覚は、心を止めているときに感じます。

あたなの心も動いています。

満たされたとき、心が通ったとき、必要とされたとき、愛されたとき、楽しかったとき、うれしかったとき、どんなささいなことでも、その一瞬一瞬の自分の気持を掴んで下さい。

自分の心も相手の心も動いています。

だからこそ、その一瞬お互いの気持ちが通ったとき、喜び、満たされる感覚を残して、積み重ねていかないと心の穴は開いたままなんですよ。

 

 

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