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こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

 

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◆さて今回のご相談は

今、仕事や将来の事で悩んでます。

私は、長年介護職員として働いてきましたが、体調、メンタル面崩してしまい、２０年前に学校で取得した医療の資格を用いて復職し、今復職の為に再度学校通いながら、医療従事者として高齢者施設に勤めだしたのですが、今、勤めてる職場が、人手不足で、業務基盤ができておらず、職員も経験ない人達ばかりで、アクシデント、トラブルが、日々絶えず、高齢者の方の生活面のケアや健康管理も行き届かず、その影響が、私の業務に大きく負担がかかり、そこで私が行ってる業務担当が私だけで、他に相談する者がおらず、出勤する度に、そのトラブル、アクシデントに追われ、最近、心身的に困憊してしまっていて、また、体調崩しつつあり、どうしたものかと…。

今職場も、非常勤で、金銭的に厳しく、今通ってる学校が３月で卒業で、これを機に転職考えてますが、今の仕事は復職して２０年以上ブランクあり、体も弱く、薬が手放せず、年齢も５０才近くなり、今後、就職先もあるか不安があるのと、これまで転職繰り返しており、いい加減安定した生活を送らなければという思いもあり…。

私自身独身で、今、貯金を切り崩しながら生活しており、老後の事考えると、とても不安で…。

今後生活していけるか、どうか…。

幸い、住居は親が残してくれた古家に住んでいますが、老朽化が著しく、維持費が、かかり…。

将来の事考え、色々国家資格を取得してきましたが、その資格もいかせておらず…。

今職場も非常勤で、不安定で、トラブルの多い職場なので、大きなトラブル(訴訟等)に巻き込まれそうで、長く勤めるのは、とても不安でして…。

他に相談する家族が、いないもので。アドバイス宜しくお願い致します。


 

◆このお悩みへの回答

相談者さんのとても不安なお気持ちが伝わってきました。
体調が心配されます。無理はしないでくださいね。

慣れた介護の仕事も身体やメンタル面で続けられなくなり、意を決して昔取得した医療従事者での復職。

２０年もブランクがあれば、未経験と同じくらい仕事への不安と戸惑いがあったと思います。

しかしまわりにそんなことを考慮してもらえず、どんどん仕事が回って来たり、求められるものが上がってきたのかもしれません。

今介護の現場では、相談者さんの職場のような問題がけっこうたくさんあるのではないかと思われます。
だから転職してもここと同じだったらと思うのでは。

いろいろ厳しい状況の中、それでも学校に通われ、もうすぐ卒業なのですね。

相談者さんのこれからやりたいと思っていた仕事への思いが続けてこれた原動力ではないでしょうか。
すばらしいことだと思います。

相談者さんは転職を繰り返したことと、安定した生活（たぶん正社員ということでしょうか）ができてないことがこんなんじゃいけないと責めているんですよね。

相談者さんは私より若いのですが世代はよく似てます。

その頃って転職すること、つまりひとつの会社でずっと続けられないことは人としてダメだしをされがちでしたよね。

転職を繰り返すのは、我慢が足りないとか、責任感がないとか、人間関係に問題があるとか。

ただ、今この時代ずいぶん状況が変わりました。
大企業でさえ、倒産する可能性があるんです。

ましてや中小企業や個人事業なども、
いつどうなるかわからないというのが現実です。

ひとつの会社でめでたく退職するまで安泰という保証はどこにもなくなりました。

今は、こちらが会社や働き方を選ぶ時代です。
自分がここで仕事ができやすいか、自分のキャリアをのばすことができるか、ここで頑張ることに自分の成長となるか、自分の仕事でこの会社に貢献できるのか、そんなことを見極めて判断を下すのは、実は私たち個人なんです。

そういう意味で、転職はキャリアアップであり、生きるための知恵でもあります。

社員に見限られ、人が離れていくような会社は、そのうち淘汰されていくことだと思います。

相談者さんは２０年のブランクがあったにもかかわらず、復職されました。
その日から一日ずつ、あなたの経験値になっていっています。

ましてやずっと介護職としてのキャリアはけっして無駄ではなく、おそらく相談者さんも誇りに思ってるのではないでしょうか。



今将来への不安というのは、この悩みを読んだ方の多く、若い人であっても、多かれ少なかれ同じような不安を抱えています。

将来への不安というものは、自分への怖れです。

失敗したとき、だめだったとき、思うようにいかなかったとき、立ち直れないのではないかという怖れです。

怖れは思考を曇らせ、気持ちを後ろから引っ張って前に進ませなくします。

だから失敗した姿ばかり見せようとするんです。

怖れとは闘わなければなりません。

相談者さんには未来があります。
何をどうするか、すべて自分が決めることができるんです。

相談者さんが今まで経験したこと、学校で学んだものを仕事で生かしてくれるのを待っている人が必ずいるということを忘れないでください。

あなたを必要としている人のもとへどうか辿り着いてください。

 

 

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