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今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

今年はコロナで始まり、コロナで終わるという大変な年でした。
誰もこんな年になるとは予想もしなかったと思います。

今年は世界の人々の誰もが、突然「正解のない世界」へと、
半ば強制的に放り込まれました。

人という生き物は、自分の位置とか状態を確認したがるところがあります。

確認できれば、ひとまず安心を取り戻せるのです。

ところが、「正解のない世界」では、この確認作業ができなくなります。
どこまでいっても、確認できないシステムだからです。

「正解のない世界」の中では、白黒思考、０－１００思考の人たちや、
目の前の、ひとつの答えが出なければ、前に進めない人たちにとって、
言いようのない、耐えがたいストレスフルな状態だったと思います。

信念とか自分の価値観とか、平たく言うと自分の考えとか人それぞれあります。
ただこれだけでは、なかなか安心感に繋がらないことも多いのです。

本当にこの考え、価値観、信念は正しいのだろうかと不安になります。
不安になると、早く安心したくなるのも当然です。

それは正しいと誰かに言ってもらえれば、安心できます。
自分と同じような人たちの存在を知ることで、安心できます。
自分と違う人が責められたら、自分が正しかったと安心できます。

人は、「本当にこれでいいんだろうか」という不安が出てくると、
早く払拭したくなり、正解を求めてさまよいだします。

人によっては、この状態を「自信が無い」というかもしれません。
もしくは、「自分の軸が定まらない」と感じているのかもしれません。

そして、そういう自分でいてはダメだと思っているのです。
ダメだから、正しい方向に向けなければと焦ってしまうんですね。

ものすごく、居心地の悪い、モヤモヤした、気持ちの悪い、落ち着かない時間です。

早く安心した穏やかな日々を取り戻すべく、正解を求め続けます。

しかし今年は、それをさせてくれない世界ではなかったでしょうか。

今まで正解だと思っていたことも、信じていたことも、当然あると思っていたものも、
疑わしくなってきたからです。

本当は、この世界には「正解」などないのかもしれません。

それでは、あまりにも不安定だったから、心の安定剤として、
仮の「正解」を何年もかけて作ってきたのだと思います。

これはこれで、とても良い機能を果たしてくれました。
ただ、どんどん「正解」に執着するようになって、
とても生き辛くなった人も多くなりました。

「正解のない世界」から、その人それぞれの課題を投げかけられたことでしょう。

私たちは「正解」という安定剤を持つことで、
とてもせっかちになってしまったのかもしれません。

「正解のない世界」では、答えのでないものをしばらく抱える力が必要になります。
そういうものを複数抱えたまま、前に進む力です。

ある意味、不安を抱えながらということになります。

ただ、そういう状態がいけなものとするのではなく、
それが本来の生きていく姿なのだと思います。

来年はどのような年になるかわかりませんが、
不安も持ちながらも、自分が今やれることに目を向けることは出来ます。

不安を持ちながらも、和やかに日々を送ることも可能かもしれません。
そういう術を、来年から身につけていけたらと思っています。




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