楽しく、楽に、毎日を笑顔に！
今すぐ出来る自分カウンセリングで、自己肯定感を一気にアップ。
誰でもすぐ出来て簡単な「自分で出来るカウンセリングの方法」をお伝えしています。

こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

「心を軽くする自分カウンセリング　ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る３２の対話集」では、自己肯定感をあげる一番のポイント「自分への言葉がけ」を事例を通して具体的にお伝えしています。
そのため読むだけで、自己肯定感があがって元気になり、どんどん楽になるようになっています。

このブログは、事例に出てくる女性の悩みを心理学的に解説し、それを自分で解決していくにはどうすればいいかをお伝えしていきます。
本の事例を読んだ後にこのブログを読むことで、よりわかりやすく理解でき、どうしていけばいいかがわかるのですぐ行動できるようになっています。

 

【13】桔梗（キキョウ）さんのケース
桔梗（キキョウ）さんは、言うことがコロコロ変わるお母さんをずっと重く感じていましたが、家を出ることでその関係性も少しよくなりました。しかし結婚後、夫や義家族と母との間でまた振り回されている自分に気づき、気持ちが落ち込んだり怒りがこみ上げたりすることが多くなりました。

 

１．言うことがコロコロ変わる人に振り回される人の特徴

言うことがコロコロ変わる人に振り回される人の特徴をお話する前に、言うことがコロコロ変わる人の特徴を説明します。
言うことがコロコロ変わる人とは、常に人によく思われたい、嫌われたくないと思っている人です。
自分に自信がなく、他者の考えや意見がいつも正しいと思っています。
このような人は八方美人的で社交的な部分もあり、人気があったりしますが、長く付き合うようになると、言動に一貫性がなく、相手によって態度を変えているように見えてしまい、信頼されなくなっていきます。
しかし本人は、その場その場の他者の評価が一番大事であり、怖くもあるので、目の前の人と自分との関係性をよくすることに必死なのです。

では、言うことがコロコロ変わる人に振り回される人の特徴はというと、場の空気感や雰囲気をとても大切にしています。
一見するととても協調性のよい、控えめな人が多いのです。
その場にいる人の中に一人でも、不機嫌だったり、怒っていたり、気を遣っている人がいるとすぐさま察知して、その場がなんとか穏やかになるように、自らその場の人間関係を調整していきます。
最もよくやる行動パターンは、自分を抑えて我慢してしまうことです。
気持ちと裏腹の行動を取ったり、自分を悪者にしたり、道化を装ったり、すべての面倒を引き受けたりしがちです。

 

２．言うことがコロコロ変わる人に振り回される原因

幼少期に、他者の目や世間体を気にする親に育てられると、子供は他者や世間体と親との両方の顔色を伺うようになります。
他者の目や世間体を気にする親は、概して外面がよく、外に向ける顔と内（家の中）に向ける顔に大きな違いがあります。
そのため、家の中で突然不機嫌になる親に混乱し、なんとか機嫌を直してもらおうとあらゆる手立てを施していきます。

また、暴力的な親、いつ怒り出すかわからない親、気分の波が大きい親、子供に依存する親、無関心な親であると、子供は自分が悪いからだと思うようになり、親や他者の機嫌をとらなければと強迫的になり、それが自分の役割だという信念が出来てしまいます。

 

３．言うことがコロコロ変わる人に振り回される人の問題点

幼少期から常に他者に意識のアンテナを張っているため、他者の考えや気持ちにとても敏感になっています。
そして、他者の行動や言葉という刺激に対して、無意識に反応し、「どうすればいいか」という考えがすぐに浮かびます。
そのため自分の頭の中は常に他者に占領され、自分というものがなくなってしまいます。
自分の考えや、自分の気持ち、自分がどう感じたかなど、そして自分が「どうしたいか」という自分の欲求がつかめないのです。

 

４．言うことがコロコロ変わる人に振り回される自分を変える方法

①自分にとって大切な人の優先順位をつける。
大人になっても、親の機嫌をとらなければならない子供の役割が身についているので、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまい、結果人の言うことに振り回されてしまいます。
しかしあなたは、もう（親の機嫌をとらなければならない）子供ではありません。
自分が今まで創ってきた人間関係の中で、自分にとって大切であり、また自分の幸せのために必要な人は誰なのかを考えてみましょう。

②他者の機嫌は他者の責任であり、あなたはそのすべての責任を取らなくてよい。
①で優先順位をつけるということは、優先順位の低い人にとっては辛いことや悲しいこと、腹立たしいことかもしれません。
しかし大人の人間関係というものは、相手の立場や考えを尊重しながら自分の気持ちと折り合いをつけていくものです。
ところが、いつまでも誰かに自分の機嫌をとってもらおうとする人が世の中にはいるのです。
そういう人たちの機嫌をとることを優先してしまうと、あなたの大切な人やあなた自身を傷つけることになるかもしれません。
あなた自身が取らなければならない責任というものは、あなたが自分らしく生きることであり、そのために大切な人たちを守ることなのです。

 

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